プランドハップンスタンス~鰭脚類(アザラシなど)博士への質問~

アシカショーに参加するには、どうしたらいいか?!

以前、私がパートで保育園代を捻出しつつ、キャリアコンサルタントとしての種まきをしていた時の事をブログにしました。→(ココをクリック)

私が就活塾で仕事をしている週末は、子供と夫には就活塾近所の「水族館の年間パスポート」を買ってもらい、待機してもらっていました。

そこでは、年間を通して季節にあわせた「アシカショー」が実施されていました。

ショーの一部に「アシカの首に輪投げを入れる」場面があります。

ボランティアで輪投げを投げる子を毎回、募集するのですが、「ハイハイ」と手を挙げても、なかなか当ててもらえません。

そのうち、ショーの内容を覚えてくると、子供も自分なりに考えて

・司会のお姉さんが「誰かやってくれるお友達~~」と言うと同時もしくは、一瞬先に大きな声で「ハイハイ」と言う(叫ぶ)こと

・お姉さんの視界に入りやすい場所を選んで座る

などの知恵を徐々につけていったようです。


「やった~、当てて貰えた!」の成功体験

私が就活塾で仕事をしている間に水族館に通うようになって、どれくらいが経ってからでしょうか?

1年以上は経っていました。ある時、その念願の日は、やってきました。

「はい、そこの赤いチェックの~~」まさにうちの子です。

親も本人も興奮が隠せません。通い詰めて1年以上、どうやったら、お姉さんに当ててもらえるのか?研究に研究を重ねて、やっと当てて貰えたのです。

そして、お兄さん、お姉さんが輪っかを投げている光景を何度みたことか、それが今度は自分が出来る番です。

子供が意気揚々と中央に向かいます。そして、はいっと輪っかを投げるとアシカさんが上手に首に入れてくれました。

本当に昨日のことのように覚えています。


水族館のショー巡りの日々

このことが「成功体験」になり、旅先で水族館を訪れる度にまずチェックするのが「ショーの時間」でした。

一度、当ててもらえたことで「次も当ててもらえる」という根拠のない自信がついた子供は、水族館のショーにドはまりして、それから行く先々で当ててもらえるまで、ショー巡りをするようになりました。

だいたい一回目では、当ててもらえないことが多かったです。

ですので飼育員の方がボランティアを募集するタイミングを掴むことに集中。

子供に今後どうするか聴くと100%「もう一回観る」というので、次のショーもまた観ることになるのです。

1日何回も同じショーを見て最後の回でやっと当ててもらうこともありました。

正直、親は、大変でした。

でも、これも子供がいないと出来ないことだし、自分が小さい頃には、しなかった(出来なかった)ことでなので子供によって、人生のやり直しをさせてもらっていると思いなおして(笑)

*佐賀県出身の私は、水族館も動物園も身近ではなく、動物園に連れて行ってもらうことは一大イベントでしたね。そう思うと「都会の子」は羨ましいです。

結果的に水族館巡りによって体験出来たショーは、アシカショー以外にも

①イルカショーでイルカのジャンプや指揮者になって歌を歌わせる

②シロイルカにマイクで言ったことを真似してもらう など。

大勢の前に出ていく度胸や粘り強く(根気強くチャレンジすれば)希望が叶うという根拠のない自信が出来たように感じました。


水族館に通い詰めた副産物

先日、小学生と大学教授のオンラインワークショップたねまきめぶき(ココをクリック)で鰭脚類(アザラシなど)の博士が登壇されました。

ワークショップは、いつも後半は、小学生が直接、博士に今日の内容や関係ない事まで幅広く質問が出来ることが最大の魅力(^_-)-☆

「なぜその領域を専門にしようと思ったのか」と言う事から「先生の好きな食べ物は何ですか?」ということまで(笑)

その回でうちの子が質問した事の1つが(何問も質問します)「アシカは芸をするのに、アザラシは芸はしないのですか?」

おそらくアシカショーは、散々見て、自分も輪っかを投げて首に入れたけども、アザラシショーはあまり見ていない(ボランティア募集していなかった)やったことない、という経験からのようでした。

先生の答えは「今、まだ研究中なのだけど。一応するにはするけどアザラシは気分屋さんだから、あまりショーはないね」ということでした。

なるほど、自分が聴いたことが博士でも調べていることなのか、と。

まさか私の仕事を待つ間の時間つぶしが、小さな成功体験(ココをクリック)に発展するなんて、そこから数年後に鰭脚博士への質問に繋がるなんて、期待もしてませんし、予想もしていませんでした。

何事も「人生振り返ってみると」「今、思えば」ですよね。

キャリアの世界では「プランドハップンスタンスセオリー(計画的偶発性理論)」という理論で語られます。

これも、今思えば、私が提唱する幼少期から大事にしたいことの一つ 小さな成功体験の積み重ねの重要性(ココをクリック)だったのかもしれません。

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。


*参考サイト

・小学生と大学教授のオンラインワークショップ「たねまきめぶき」→(ココをクリック)

プランドハップンスタンスセオリー(計画的偶発性理論」→(ココをクリック)外部リンクです




【花さく共育】逆算育児のススメ

子供が1歳の時、人事・人材未経験から、学生支援を始めました。最初は、パートとキャリコンとの2足の草鞋。幼稚園卒園までは、子供の教育を優先しつつ8年目の今、大学キャリアセンターを掛け持ちし、キャリアデザイン講義を担当。その中で就職活動の段階では急に克服できない課題があることに気付きました。それは基礎学力+非認知能力の発達具合です。そこは幼少期からコツコツと積み重ねがカギだと実感しています。

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