就職活動から見える逆算育児

あってないような就活のスケジュール

今の学生の就職活動は、名目上、3/1説明会開始と6/1選考開始となっていますが、これより先に多くの企業が何かしらのアクションを起こしています。

昨年の数値では、9割の企業が5月までに「面接」を実施。

ですので、2/28と3/1とで、大きく変わることは、ないのですが、当の就活生にとっては大きな意味があるんですよね。

その気持ちも痛いほど、分かります。

きっと、大きな違いは、、、


もう逃げられない、先送り出来ない恐怖

なのかな、と思います。もう逃げられないですもんね。

この先、逃げるということは「志望企業の受験チャンスは消滅」を意味します。

これまでなら「まだインターンシップだから」「早期選考だから」=「本選考がある」という言い訳が出来たものの、そうはいかなくなります。

今は、どの大学もキャリアセンターの相談枠は、連日、満席の予約です。

さらに「とうとう本選考が始まるけれど準備が終わっていない」「思っていた事がこなせないまま3/1が来てしまった」など不安の相談が多いです。

我々、学生支援のキャリアコンサルタントにとっては「繁忙期」です。

やみくもに「大丈夫だよ」という訳にもいきませんが、とりあえず、「相談できる人」がいることを知ってもらって、安心してもらうことに努めます。

そして、今、出来ることはやりながらも、この先は、動きながら考えることの重要性も伝えます。

準備が出来てから、自信がついてから、と言っていたのでは、置いていかれてしまいます。

※企業に出す書類「エントリーシート」については→(ココをクリック)


傷つきたくないから応募しない、で本当にいいの?

実際には、大学3年生の夏に「サマーインターンシップ」そこから「秋冬インターンシップ」と続いてきています。

インターンシップにも書類や面接、グループディスカッションなどいわゆる「選考」となんら変わらないプロセスを課す企業も普通にあります。

大手企業や有名、人気企業では、場合によっては、本選考よりも倍率高い企業があるのも現実です。

当たり前に学生は「選考なし」「選考あり」どっちのインターンシップかで、応募するハードルは違います。

尻込みする学生さんには、とりあえず、「選考なし」からチャレンジしてみたら?と提案してみます。

学生にとっては「落ちる」という経験をして、「傷つきたくない」ことが多いようです。


子供から「失敗する」経験を奪っていませんか?

ダメ元で応募してみたらどう?受かったらラッキーと思えばいいんじゃない?

という一言で行動出来る学生さんは、まだいいのですが、それでも勇気が持てない学生さんもいます。

失敗したっていいや次がある行動を起こすと何か得るものがある、とそれまでの経験の中で理解していたら、ハードルは低いのでしょう。

勿論、多くの学生さんが就職活動を通して、大きく成長します。それを観るのがこの仕事の醍醐味でもあります。

一方で、ささっと行動(挑戦)出来る人とそうじゃない人の差は何だろうか?と思うと、

やはり、大学生になるまでに(せめて就職活動を始めるまでに)どれだけ「失敗や成功体験」を経験しているか、がモノを言うなと感じます。

傷つくのが怖い学生さんは、なかなか先に進めません。それを応援するのが私達の仕事でもあるのですが。

生憎、学生の就職活動には「活動すべき時期」があります。

その「決められた時期」に「どれだけ主体的に活動」できるかで結果が変わります。

これも、大学生支援の現場から、私が感じる幼少期からの積み重ね、かなと→(ここをクリック)


やればよかったという後悔のないように

~ここから先は、今、就職活動真っただ中の23卒のみなさんへ~

例年あることですが、就職活動においては「やったほうがいい」と思う事は「やったほうが後悔しない」と思います。

例えば、憧れ企業がある、でも動画選考大変だし、面倒だし、大手だし、どうせ無理だろうから、と

出来ない、やらない理由だけを並べて、結局、あとになって大後悔!

これまでのインターンシップなら、後ろに「本選考」があったから、まだいいのですが、これを逃すと新卒でその企業に入社することは難しいですよね。

優先順位を付けて、やるべきこと、やったほうが後悔しないこと、、、自分の人生の選択に後悔がないように。

23卒の皆さん、応援しています。


今日も読んでいただき、ありがとうございました。


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【花さく共育】逆算育児のススメ

子供が1歳の時、人事・人材未経験から、学生支援を始めました。最初は、パートとキャリコンとの2足の草鞋。幼稚園卒園までは、子供の教育を優先しつつ8年目の今、大学キャリアセンターを掛け持ちし、キャリアデザイン講義を担当。その中で就職活動の段階では急に克服できない課題があることに気付きました。それは基礎学力+非認知能力の発達具合です。そこは幼少期からコツコツと積み重ねがカギだと実感しています。

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