キャリアコンサルタントとパートの二足の草鞋

慣らし保育中の葛藤

前回、求職中ステイタスで保育園に当選した話を書きました。(ブログはココ)

無職だった私は、まず仕事を見つける必要がありました。

とりあえず最初の4月は親子ともに「慣らし保育期間」と位置付けて、すべてに慣れる事を先決にしました。

とはいえ、私は他のお母さんのように「戻る場所はないのに」「預ける必要はないのに」なぜかわいい我が子を預けているのかという葛藤の日々。

泣かれる度に「これでいいのだろうか」「私は母親として最低で、バカなことをしているのでは」と毎日、私まで涙する日々でした。

運命の出会い

そこから最初は職業訓練校に通う事にしました。以前から気になっていたファイナンシャルプランナーの資格を取る為と、とりあえず保育園登園資格を維持するためでした。

このことはまた別の機会に記事にしたいと思います。→ココをクリック

するとその学校の帰り道、運命的な出会いが!

前の会社の先輩とばったりバス停で会ったのです。

そこで事情を説明して「私バカだから、必要ないのに子供を保育園に預けてまで職業訓練校に通っているんです。笑って下さい」と。

それから数ヶ月後、その先輩から連絡があり「まだ仕事探してる?」「実は、職場でご主人の転勤でやめる人がいて、かわりを探しているのよ」と。

ちょうど職業訓練校を卒業して間もない頃でした。

そこは、OGばかりで前の職場の裏方の部署でした。現役でやっている時は、知りもしない、自分達を陰で支えてくれている方々(OG)がこんなに近くにいらっしゃったとは。


キャリアコンサルタントとしての種まき時代

それから、そこに週3日のパートとして働くことに。なぜフルタイムではなく週3を選んだかというと空いた日にキャリアコンサルタントとしての「種まき」をするためでした。

1月に保育園当落が決定後、キャリアコンサルタントの勉強会などに顔を出すようになりました。

とはいえ、当時は対面の時代、今のようにオンラインはないので、出れる数にも日程や時間にも制限があります。

数少ない家族の協力可能な範囲での勉強会の場で、幸運にも「主婦の小遣い稼ぎ程度ですが」という「就活塾」での営業兼セミナー講師の話をいただいたのでした。

学生支援をしたい私でしたが、私にはwill(やりたいこと)しかなくcan(出来ること)もneeds(社会のニーズ)も何もなかったのです。

さらには、自分が”就活”したのなんて、もう20年近く前のこと(笑)

高齢出産の私は、子供の年齢の割には、自身の就活はまだ紙の時代。今のような「リクナビ」「マイナビ」などの就活サイトなんてなかった時代です。

報酬は少なくても、”シューカツ”のイロハから指導いただいた上での「仕事」だなんて、とても有難い。本当にこれが私の第一歩だったのです。


年間パスポートを活用

その就活塾の近くに水族館がありました。

就活塾での仕事は、週末になることもあり、そんな時には、家族全員で職場最寄り駅まで出かけ、夫と子供は、その水族館で過ごしてもらうという週末でした。

幸いまだ保育園生の子供は、入場無料でした。

夫と子供は、年間通して季節ごとにショーの内容が入れ替わるアシカショーのストーリーを覚えるくらい観ています(笑)

そして、平日は勤務時間が短い時もあって、時にはあえて保育園をお休みして連れて行き、就活塾での仕事の間だけ、Asmama(HPはココ)のサポーターさんに預かってもらう事もありました。

この段階で収支なんてあったものじゃないですよ(笑)

なぜ、ここまでしたかというと、やはり「育児休暇明け」じゃないのに「預ける必要がないのに」「自分の夢のために子供を犠牲にしている」という私自身のうしろめたさでした。

土日に「なぜ、お母さんはいないの?」「なぜ自分は保育園に預けられているの?」と子供が思っていると思っていたのでしょうね。

一番は、少しでも一緒にいる時間を持ちたかったのです。

そんな思いも裏腹に子供は、素敵な保育園の先生たちや友達に囲まれて、親の思う以上に成長するのですが。

その事は、また別の機会にでも。→子の心、親知らず(はじめて「お仕事頑張って」と言われた日」のこと)ここをクリック

これも今、振り返ると私の小さい時から大事にしたい

4、親の生き様を見せる、親が自分の人生を楽しむ

5、社会との接点をもたせてあげる

(上記は、ココをクリック

に通じるものかもしれません。


多くの大人に愛されて

そういう我が子は、小さい頃から多くの親以外の大人にお世話になっています。

今回登場した

・Asmamaのサポーターさん

・公共のファミサポさん

・民間シッター会社のシッターさん

・最初に入園した保育園の先生

・卒業後に入園した幼稚園の先生

・幼稚園生の頃から放課後通っている民間学童の先生

・幼稚園の長期休暇や臨時休園時にお世話になった認可保育園の先生、、、

・勿論、時折、私に長期滞在で呼び出されたおじいちゃん、おばあちゃん、などです。

(夫婦ともに地方出身のため、来てもらうにはお泊りが必須です)


親以外の大人にたくさん愛情を注いでもらって今に至ります。

本当に感謝しかありません。


勇気をもって周りに伝えよう

また、なかなか世間体も気になるし勇気のいることかも知れませんが、ここは割り切って周りに「自分がやりたいこと」を伝えることは、とても大切です。
というのも、先輩からパートの話が来たのも、就活塾の話も「今、こんな状況で仕事を探している」ということを伝えていたからです。

この後、大学での仕事に繋がったのも、まったく同じ理論です。→未経験からの学生支援

そのことは、また別の機会に!

伝えておけば、周りから話が舞い込んでくるものです。伝えないと口を開けて待っていても向こうからは、やってきません。

それだけは言える事です。




【花さく共育】逆算育児のススメ

子供が1歳の時、人事・人材未経験から、学生支援を始めました。最初は、パートとキャリコンとの2足の草鞋。幼稚園卒園までは、子供の教育を優先しつつ8年目の今、大学キャリアセンターを掛け持ちし、キャリアデザイン講義を担当。その中で就職活動の段階では急に克服できない課題があることに気付きました。それは基礎学力+非認知能力の発達具合です。そこは幼少期からコツコツと積み重ねがカギだと実感しています。

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