お年玉でマネー教育のススメ

お年玉ってみんなどうしてる?

2022年、明けましておめでとうございます。

我が家でも、今年も「お年玉」をどうするか?話し合いました。

みなさんのご家庭では、どのようにしていますか?

親が「貯金」といって管理されているところもあるのではないでしょうか?

我が家も以前は、そのようにしていました。正確には今でも一部は「将来のため」という名の「貯金」にしています。

しかし、それは、きちんと子供との合意の上、今年に関しては、多めの金額をあっさり「OK」してくれました。

というのも、かれこれ2年弱にわたるストーリーが(笑)

過去の思い出ですが、改めてここに記載します。


キッズマネースクールでの学び

幼稚園の頃にキッズマネースクール(はここ)に参加して以降、お小遣いを渡しています。

使い道は4つ(それぞれどれにいくらずつにするかは毎月、相談して決めています)

1 自分のため・・・だいたいは、日々の細々したもの

2 誰かのため(募金やプレゼント )・・・動物保護など

3 貯金(欲しいものを買う)・・・年に一度のお年玉でだいぶ額が増えます

4 投資・・・これがキーです

毎月¥300のお小遣いの中から上記への割り振りを一緒に考えます。

2は街中で募金活動を見た時などにとりあえず親のお財布から出しますが、帰宅後ここから親に返金。

また、両親への誕生日や父の日、母の日も一部を支出してくれるように導いてます(笑)

3は、もっぱら「ステラルー」を購入するためにお年玉なども含めて、頑張って貯金中。

既に貯まったのでディズニーシーに行きたいところですが、コロナでお預け。

(そうこうしているうちに「ステラルー」も欲しくなくなったので、別の用途に)

4の「投資」

パパママ証券で、高利率で運用しています(爆笑)

リビングにアピールして「ここは投資の国、投資県、投資市」と言いながら、投資用のカンカンを置いてます。

一旦ここに入れるとしばらく引き出すことは出来ませんが「貯金」よりも高利率で運用されます。

(親が時々、お財布の小銭を入れてます)

けちんぼな子供が腹をくくって自分のお金で「買う」と決めた時

子供、自分のお小遣いで大好きな鬼滅の刃のカナヲのシールを購入。

1は、正直あまり使われず(笑)

旅行に行った時などにアイスを買うなどでした。

だから意外と前月からの「繰越」で¥700弱の予算がありました。

そこから意を決して、ジャンプショップで大好きな鬼滅の刃のカナヲの¥380のシールを購入。

そのシールどうするのか聞いてみると、マグネットに貼ると。

家のマグネットはいいのはなくて、せっかくだからとダイソーでマグネットを購入。

これもキチンとお財布から払おうとしたので、その心意気を買って、親に渡してくれたその¥110は、投資に入れてあげました。

これで大好きなカナヲにいつも会える!と壁にかけているホワイトボードに大事そうに貼っています。

これが最初の子供の主体的な「有意義なお金の使い方」だったと思っています。

貯めるだけではないお金を「使う楽しみ」も覚えて欲しい

それ以降は、親が見ていても、子供なりに「考えて」「使う楽しみ」も理解しながら、お金を使うようになったなと感じる場面が増えました。

例えば、旅行にいったついでに旅先のインターチェンジで「カナヲ」のぬいぐるみを発見。

自分の貯金(欲しい物を買う)の中から買うならいいよとの条件を出したら、一旦は考えるということで、保留。

次のインターチェンジの売店にも同じぬいぐるみがありました。

¥2000弱はする子供にとっては、大きな買い物です。

でも、考えて考えた末に「自分の欲しい物貯金」から払いました。

また、先日、「お友達が持っているようなタイプ」の交通系カードを入れるカードホルダーが欲しくなりました。

まだ自分のは、確かにもう新品にはほど遠いけど、買い替えるほど傷んではいませんでした。

日頃から「モノを大事にして欲しいこと」を伝えているので、本人も親には買ってもらえないと分かっていたようです。

すると「今度の週末、○○に連れて行って。自分のお金でカード入れを買いたいから」とお願いされました。

これまでにないくらい、あっさり¥1500ほどのカード入れを購入。

投資すると「増える」ことを理解していること

なぜ、ここまで変わったかと言うと4の「投資」の意味を理解するようになったから、というのも大きいように思います。

この2年弱で投資のカンカンに入れておくと「増える」という感覚がつきました。

最初は、ほんの¥10~¥20からスタートしたことですが、今では、小銭がたくさん貯まってズッシリと重いカンカンです。

今では、投資に入れるお金が大きければ、リターンも大きい事を理解していて、去年のお年玉の¥1000札も入っています。その分、親は大変ですけどね(笑)

また一ヶ月のお小遣いの配分も「自分のため」はそこそこあることを分かっているので、投資に大半を入れる月もあります。

また、この投資、普通預金とは違うから我が家では1月、4月、7月、10月の年に4回しか引き出せない仕組みにしています。

しかし、1月はお年玉があるので引き出す必要もなく、逆にお年玉を使って「投資」に入れそうにもなります(笑)

まだまだ低学年ということで、投資=増える、だけなのですが、そろそろ「減る」リスクも経験させる時期なのかな?とも感じています。

私は金融知識もなく育ったので、子供には基本的な知識を持った大人になって欲しいものです。

あっさりお年玉を「将来の貯金」に回せる理由

これが2年弱のストーリーですが、こういう理由で今年は、いただいたお年玉のうち結構な金額を子供名義の貯金にいれることを快諾してくれました。

「いいの?こんなにたくさん」と聞きなおしましたが「いいよ、まだお小遣いあるし、投資にたくさん入っているから」とのこと。

「そして、貯金しておけば将来、何かに使えるもんね」と。

これが私が幼少期から大事にしたい5「社会の仕組みを学ばせてあげること」1「自分で決めた経験」(はココ)の一つです。

お金の話はタブーと思いがちな日本人ですが、「働くこと」と「お金」のことは切り離して語ることは出来ません。

正しい金融教育も大事ですよね。

今年から高校生の家庭科で「投資」について学ぶようになります。→ココをクリック

今日は、成人の日ですね。各地で晴れ着姿の新成人の方々を見かけるかと思いますが、成人年齢の引き下げもその一つの理由のようです。

私も含め、お父さん、お母さん、子供と一緒に正しいお金の知識を付けていきましょう。

私も、FP資格はもってはいるのですがね・・・


ここでお伝えしたいこと

1 マネー教育は小さい頃から

まずは、身近なお小遣いからスタートすることがやりやすいかと思います。

お金は、ある時、どこからか沸いてくるものではありません。

いきなり「起業したい」という学生さんの中には、お金のことや税、社会保障制度

について、全く知らずに「起業」という言葉だけが独り歩きしている場合もあります。


今日も、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

【花さく共育】逆算育児のススメ

子供が1歳の時、人事・人材未経験から、学生支援を始めました。最初は、パートとキャリコンとの2足の草鞋。幼稚園卒園までは、子供の教育を優先しつつ8年目の今、大学キャリアセンターを掛け持ちし、キャリアデザイン講義を担当。その中で就職活動の段階では急に克服できない課題があることに気付きました。それは基礎学力+非認知能力の発達具合です。そこは幼少期からコツコツと積み重ねがカギだと実感しています。

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