意見を言えない学生が海外の人と働く時

アメリカ・コネチカット州での経験

前回(の記事はここ)小学生の我が子や一部の学生、もしかしたら私を含めた日本人そのものが、

発表や質問、意見を言う事に苦手意識があるのでは、というタイトルで書きました

そこで思い出したのが、アメリカ・コネチカット州での出来事です。

配偶者の赴任に帯同していた時の話です。

当時、子供もいなかったのでESL(English as Second Language)と州のコミュニティカレッジに通っていました。

お隣の州のNYはマンハッタンをはじめ日本人がたくさんいるのですが、コネチカット州は、NY寄りには日本人コミュニティがあっても、私がいたど真ん中は、日本人はレアでした。

ですので、クラスメイトは、東南アジア、ヨーロッパ、中南米という世界各地からの移民の方が多く日本人は私だけでした。


多様性の中で意見を言わないと、、、

ある日の事、それまでの経験から自分の意見は、きちんと言うべきだと分かっていたのですが、その日は、なんだか疲れもあって、”日本にいた時の私モード”に切り替わっていたのです。

みんなアレコレ意見を言ってくれているし、私も同じだし、まぁいいか~と。

そしたら案の定、ある南米出身の男性に

「ともみは、さっきから黙っているけど、どうなんだ?」と振られました。

正直、その事すらもう面倒でしかなかったので「あ、いや、別に、、、みんなと一緒」と答えたら「Oh, common Tomomi~」と悲鳴のような嘆きのような、日本人からするとオーバーリアクションの身振り手振りとともにそういう返事が。。。

心の中では、いいじゃん、もうみんな出尽くしているし、と思いながらも、

あ~これが異文化ってモノよねと言い聞かせて「じゃ、えっと」と渋々答えたのでした。


日本と外国の教育の違いの結果?!

こんな単なる授業の中でさえ、こうですから、おそらく、ビジネスの場面なんて尚更でしょうね。

幼少期から「必ず意見を言う」それが例え、他の人と同じであっても、言うべきだ、言わないことは、そこに存在しないことと同じ、という教育を受けている海外の方々とそうではない日本人の差だと思います。

彼らは、臆する事なく意見を言ってきます。

時には、正直、それが正しいとも思えない事もあります。それでも自分の意見は言います。

それでいいのでしょうね。

だから、私のように黙っているなんて(しかも大人が)ありえない事だったのでしょう。


意見は言えないが海外で働きたい学生

今、学生も「自分がこの意見を言うと相手に何と思われるのか」

「相手と気まずい雰囲気にならないだろうか」ばかり考えて、なかなか意見を言えない学生が多いように感じます。

その一方で、将来は海外で働きたい、という学生もいます。

(蛇足ですが、海外には行きたくても、日本の地方には行きたくない、いわゆる東京から出たくないという、なんだかな?と思う学生もいますが)

海外生活の華やかな一面だけがクローズアップされますが、文化の違う海外の人とチームを組んで働くとは、多くの苦労や大変さもあるでしょう。

(またの機会に私の小さな経験も書いていきます)

ちなみに私が住んでいたコネチカットは海外の華やかさも何もありませでしたがね。

(というとコネチカットの方に怒られますが)

長くなってきたので、続きは、また次回。。。(ココをクリック)

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子供が1歳の時、人事・人材未経験から、学生支援を始めました。最初は、パートとキャリコンとの2足の草鞋。幼稚園卒園までは、子供の教育を優先しつつ8年目の今、大学キャリアセンターを掛け持ちし、キャリアデザイン講義を担当。その中で就職活動の段階では急に克服できない課題があることに気付きました。それは基礎学力+非認知能力の発達具合です。そこは幼少期からコツコツと積み重ねがカギだと実感しています。

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